【解説】
「庶民を傷つけず、奪うのは銀行の金」というデリンジャーは、おもな活動期間はわずか一年にもかかわらずアメリカでは“義賊”的な存在で、映画化も何度かされている。その決定版と言える本作の監督は、クールでスタイリッシュな映像表現では随一のマイケル・マン。『ヒート』ではデニーロとアル・パチーノ、『コラテラル』ではトム・クルーズとジェイミー・フォックスと、がっぷり組んだ男の闘いを見せるのが得意な監督だ。本作でデップに対するのは、FBI 捜査官役のクリスチャン・ベイルだ。また、マリオン・コティヤール演じるデリンジャーの恋人ビリーとの恋愛模様の比重もかなり大きく、デリンジャーの人間的な側面を見せている。

【あらすじ】
大不況時代の1933年、銀行強盗のデリンジャーは、不況にあえぐ庶民たちのヒーロー的な存在だった。ある日、シカゴのバーで、デリンジャーは一人の美しい女性に目をとめる。その女性ビリーをデリンジャーは食事に誘い、銀行強盗であることを打ち明ける。その頃、FBIは敏腕捜査官パーヴィスをシカゴに送り込み、デリンジャーを「パブリックエネミー(社会の敵)」として逮捕をもくろむ。愛し合うデリンジャーとビリーだったが、ビリーの目の前でデリンジャーは逮捕。しかし彼は脱獄し、再び犯罪を繰り返す。

【キャスト】
ジョニー・デップ
クリスチャン・ベール
マリオン・コティヤール、ビリー・クラダップ、スティーブン・ドーフ、スティーブン・ラング、ジョバンニ・リビシ、ロリー・コクレイン、デビッド・ウェンハム、スティーブン・グレアム、ジョン・オーティス、チャニング・テイタム、ジェイソン・クラーク

【スタッフ】
監督:マイケル・マン
製作:ケビン・ミッシャー、マイケル・マン
製作総指揮:G・マック・ブラウン、ジェーン・ローゼンタール
原作:ブライアン・バーロウ
脚本:ロナン・ベネット、マイケル・マン、アン・ビダーマン
撮影:ダンテ・スピノッティ
美術:ネイサン・クロウリー
編集:ポール・ルベル、ジェフリー・フォード
音楽:エリオット・ゴールデンサール

【映画情報】
原題:Public Enemies
製作国:2009年アメリカ映画
上映時間:2時間21分
配給:東宝東和