家族へ、帰りたい。

あの不朽の名作が50年の歳月を経て甦る。
敵兵を殺せなかった心優しい理髪師が、復員後戦犯として死刑を宣告される。そのとき彼は——。そして彼の妻は——。
平凡な市民でありながら戦争に巻き込まれ死刑を言い渡された、悲劇の主人公を演じるのはご存知、SMAPの中居正広。その妻に、仲間由紀恵。豪華なキャスティングと、1958年のオリジナル版を生み出した橋本忍や、久石譲など最高のスタッフによる、新たな人間ドラマが、今幕を開ける……。

【解説】
1958年のテレビ草創期に放映された「私は貝になりたい」。一兵士として戦争に巻き込まれた市民の悲劇という戦後日本を象徴する出来事を見事に描き、またその事実を世に知らしめ、多くの人の共感を得た。そのオリジナルドラマを生み出し、また数々の黒澤作品、「砂の器」など大作を手がけた日本映画界の至宝・橋本忍が、今回「夫婦愛」の描写など、さらに深みのあるシナリオを生み出した。また音楽は、今や映画音楽には欠かせない存在、久石譲が担当。監督はドラマ「砂の器」「華麗なる一族」など、今トップを走るドラマの演出家、福澤克雄。約1年をかけ撮影された美しい日本の景色とともに、いつまでも語り継がれるべき名作が、今登場する……。

【ストーリー】

「戦犯容疑で逮捕します。」——高知の漁港町で理髪店を営む清水豊松に、突然悲劇が襲いかかった。
彼は戦争中、本土防衛のための部隊に配属され戦地にいたが、ある日、撃墜されたB29の搭乗員の処刑を命じられる。歯を食いしばりながら銃剣を突き刺そうとするも、結局怪我を負わせるに留まる。
戦争終了後、二人目の子供もでき、家族との平和な生活に戻った彼を待ち受けていたのは、逮捕そして裁判の日々だった。
軍事法廷で、彼は自分の罪状について抗議するも、日本の軍隊の命令方式が理解されず、結局絞首刑の判決を受けることとなる。
そして彼は——。彼の妻は——。

【CAST/STAFF】

清水豊松:中居正広
清水房江:仲間由紀恵
敏子:柴本 幸
根本:西村雅彦
三宅:平田 満
酒井正吉:マギー
健一:加藤 翼
竹内:武田鉄矢
西沢卓次:笑福亭鶴瓶
大西:草彅剛
小宮:上川隆也
矢野中将:石坂浩二

遺書・原作・題名:加藤哲太郎 『狂える戦犯死刑囚』

監督:福澤克雄

製作:『私は貝になりたい』製作委員会(TBS・東宝・J-dream ほか)